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マスクの話1

コロナ関係の話題は暗い話が多いので、できれば明るい話やほっとする話などが取り上げられればなあと思っているのですが、最近「マスク警察」とか「ウレタンマスク差別」だとか、穏やかでない言葉をニュースや情報番組などで耳にする機会が増えたので、ちょっとマスクについて調べてみました。

 

ざっくりした私の結論から言えば、

    1. マスクはしないよりしたほうが良い
    2. マスクは正しく着けないと効果は薄い
    3. マスクの種類は体調や状況に応じて臨機応変に付け替えれば良い
    4. かたくなにならない、お互いを慮ろう
    5. 3密、手洗い、手消毒もちろん大事!
    6. 不要不急の外出もしばらく我慢!

 

1.マスクはしないよりしたほうが良い

風邪やインフルエンザの場合は「発症した後から周囲に感染させる」のが常識だったので、まわりに広げないためには「症状がある人がマスクをする」ことで十分と考えられていました。

コロナウイルスは「最も感染性が強いのは発症の3日前〜5日後くらい」と言われていて無症状の時期にも感染すると言うことです。

要は症状が出る(自覚する)3日前からマスクを着けるのか効果的と言うことです。

でも症状が出る(自覚する)3日前なんて判らないじゃないですか!

だから「いつでも感染するリスクがある=いつでもマスクをすることが大事」と言うことです。

 

★マスクをする効果

皆さんご存知のようにウイルスは飛沫感染するのですが、

まず単純にマスクをした場合としなかった場合の効果を検索してみたところ、以下の内容の情報が出てきました。

東京大学医科学研究所の河岡先生らの本物の新型コロナウイルスを用いた研究でウイルスを排出する側、浴びる側にサージカルマスクを着けた場合の効果を検証した研究結果(https://doi.org/10.1128/mSphere.00637-20)

ウイルスを出す側  ウイルスがかかる側 ウイルス減量

マスクなし     マスクなし     0%

マスクなし     マスクあり     50%減

マスクあり     マスクなし     60%減

マスクあり     マスクあり     70%減

これは2つのことが言えると思うのです。

お互いにマスクをしたほうが7割も感染を防ぐ効果があると言うことと

お互いにマスクをしても3割の人は罹患する確率がある言うこと

しかもこの結果は、サージカルマスクを正しく装着したときの結果でもあります。

 

2.マスクは正しく着けないと効果は薄い

さて、どんなに高性能で高価なマスクをしていたところで、正しく使用していなければ意味はありません。

高機能なマスクはそれだけ密閉度が高いと言うことなので、かなり呼吸は苦しくなります。だからと言って鼻を出したり、顔の両サイドがガバガバに開いていたりすれば、効果は布マスクと同じかそれ以下になります。要は宝の持ち腐れってやつですね。

★気を付けること

・顔の大きさとマスクの大きさが合っていない

・マスクの紐が緩い

・鼻を出した状態でマスクを装着している

・顔とマスクの間に隙間が多い

・マスク装着後、マスクの表面を触る(マスクの位置を調整する際等)

・飲食時にマスクをアゴにもっていく

・一度外したマスクをカバンや衣類のポケットに入れてから再度使用する

・交換したマスクを袋などに入れずそのままカバンなどに入れる

・鼻とアゴまで覆いましょう。

・顔にフィットしたものまたはフィットさせるように着用しましょう。

・できるだけ2~3時間おきに交換しましょう。

・マスクを外すときや動かすときは紐やフチを持ちましょう。

 

2021-01-26 | Posted in Blog